スタッフブログ
更新日:

40代のシミ治療

更新日:

40代を迎えると肌のターンオーバーが低下し、これまで蓄積された紫外線ダメージやホルモンバランスの変化により、シミや肝斑が目立つようになります。当院では、40代特有の肌の悩みに合わせて専門的なシミ治療を提供しています。

シミの原因と40代に見られる特徴

シミは主に紫外線の影響によるメラニン色素の過剰生成が原因です。
40代になると肌のターンオーバー周期が20代の約28日から約45日に延び、メラニン排出が追いつかずシミが定着しやすくなります。
また女性の場合、女性ホルモンのエストロゲン減少が肌のハリや透明感を奪い、シミや肝斑の発生を促します。
実際、厚生労働省の調査では40代女性の約70%がシミや肝斑に悩んでいると報告されています。紫外線対策やスキンケア不足が若い頃から蓄積され、顕在化する年代がまさに40代なのです。

このようなお悩みはありませんか?

40代になると以下のようなお悩みがよく聞かれます。

  • 「頬や額のシミが濃くなり、メイクで隠しきれない」
  • 「肝斑が気になり、美白化粧品を使っても改善しない」
  • 「目元や頬の薄いシミが次第に増えている」

当院では、これらの症状を専門的に診断し、患者様に合ったシミ治療を提供しています。

40代女性に多い肝斑の見分け方

肝斑は40代女性に特に多く、頬骨周辺に左右対称で現れることが特徴です。
肝斑は通常のシミ治療と異なり、レーザー照射が逆効果になる場合もあるため、正しい診断が非常に重要です。
見極めが難しい場合もありますが、当院の専門医が丁寧なカウンセリングと専門的な肌診断機器を用いて適切な治療を行います。
当院では、レーザー治療を希望された方でも症状によっては、他の施術や美容内服をお勧めする場合があります。
美容内服はシミ治療のプレトリートメントとして肌表面のくすみを改善し、炎症を抑える効果があります。美容内服を1カ月程度続けてからレーザー等のシミ施術を行うことで、レーザーの光が浸透しやすくなり治療効果が上がること、治療後の色素沈着のリスクを抑えることにもつながります。

シミ取りは皮膚科と美容外科どっちがいい?

シミ治療は皮膚科と美容外科で異なります。
皮膚科では、肌の構造や病理に基づいた治療を行い、シミの種類別に専門的なアプローチを取ります。一方、美容外科ではレーザー治療などの美容目的の処置が中心ですが、肌診断やアフターケアが不十分な場合もあります。
40代の繊細な肌には、専門的診断力と安全な治療法が提供できる皮膚科専門医でのシミ治療をおすすめします。

~皮膚科専門医とは~

日本皮膚科学会が認定する皮膚科専門医の資格を取得するためには、医学部卒業後、最低でも5年以上の臨床経験を積み、厳しい専門試験に合格する必要があります。この資格取得には高い専門知識、診療実績、そして最新の皮膚科学に基づく的確な判断力が求められます。

肌診断機「レビュー」を用いたシミ診断

当院では肌診断機「レビュー」を用いて、より詳細な肌状態の分析を行っています。「レビュー」は肌表面だけでなく、肉眼では確認できない皮膚深部の状態まで分析が可能です。

~「レビュー」で分かること~

  • 肌の水分・油分のバランス
  • 隠れジミの存在
  • 毛穴の開き具合や皮膚のキメの状態

隠れジミは肌表面に現れていなくても、将来的にシミとして顕在化する可能性があるシミのことを指します。40代の方では特に隠れジミが多く、肌診断機「レビュー」のUV写真を用いることで確認ができます。これにより、シミが肌表面に現れる前に予防的なケアを開始することが可能です。

皮膚科専門医が推奨するシミ種類別治療方法

当院ではシミの種類に応じて最適な治療法を提供しています。
老人性色素斑(一般的なシミ):レーザー治療(Qスイッチレーザー)で色素を分解します。
肝斑:BBL(IPL)やトラネキサム酸内服を併用し、肝斑の悪化を防ぎつつ改善を目指します。
そばかす:BBL(IPL)を複数回行い、徐々に薄くする方法と、レーザー治療で一つずつ分解する方法があります。

皮膚科専門医がすすめる美白ケアと有効成分

シミ治療後は再発防止のため、美白ケアが重要です。
推奨する成分には、ビタミンC誘導体、トラネキサム酸、ハイドロキノンがあります。これらはメラニン生成を抑制し、シミを予防するとともに肌の透明感を保つのに有効です。
特にハイドロキノンは強力な美白効果を持つ一方、使用方法を誤ると肌トラブルを引き起こすため、専門医の指導の下で適切な使用が必要です。

男性にも効果的なシミ治療

最近では40代の男性もシミ治療を求める方が増えています。
男性は女性よりも皮脂量が多く、シミが深く沈着しやすい傾向があります。当院では男性の肌質を考慮したレーザー治療や薬剤治療を行っており、男性特有の頑固なシミにも対応しています。
「営業職で人前に立つ機会が多い」、「若々しい印象を取り戻したい」といった男性患者様のニーズにもお応えしています。
当院の美容患者様のうち約3割が男性となっており、院長も男性のため相談しやすい環境を整えています。

40代のシミ治療は症状や肌質によって最適な方法が異なるため、正確な診断と治療を行う専門的な皮膚科クリニックを選ぶことが大切です。
当院では40代特有の肌の変化を深く理解し、一人ひとりに最適な治療プランを提供しています。シミや肝斑に悩む40代の方はぜひお気軽に当院までご相談ください。透明感ある素肌を取り戻し、自信を持って毎日を過ごせるようサポートいたします。

監修
医療法人さかい皮フ科クリニック
理事長 酒井大輔
・日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
詳しい経歴はこちら

お問い合わせの多い保険診療メニュー

お問い合わせの多い美容診療メニュー

当院のインスタグラムもご覧ください

当院が運営しているInstagramのアカウント(さかい皮フ科クリニック @sakai_hifuka_biyou)で、美容の施術症例などを投稿しています。ぜひご覧ください。