当院の皮膚悪性腫瘍(ひふあくせいしゅよう)の診察は、保険診療での対応が可能です。
日光角化症(にっこうかくかしょう)

見た目はただの湿疹にみえますが、放置すると一部は有棘細胞癌(浸潤癌)に将来進展する可能性がありますので、専門医による診断が重要です。
治療は外科的切除、イミキモド外用、凍結療法などになります。
ボーエン病

高齢者に生じ、たいていは単発ですが、多発性はヒ素と関連が高いです。
(慢性農薬中毒、汚染井戸水の使用、集団ヒ素中毒など)境界鮮明な紅褐色局面で、色調が不規則であることが多いです。治療は外科的切除になります。
有棘細胞癌(ゆうきょくさいぼうがん)

転移して命に関わることもしばしばあり、本疾患を疑った場合は速やかに適切な医療機関に紹介させて頂きます。
基底細胞癌(きていさいぼうがん)

転移は稀なので命に関わることはほぼありませんが、局所破壊性が強く、日本人では黒色調が多いです。
治療は外科的切除になり、切除不能例では放射線療法による治療が必要になる場合があります。
悪性黒色腫(あくせいこくしょうくしゅ/メラノーマ)

悪性黒子型、結節型、表在拡大型、末端黒子型の4病型に分かれますが、日本人は末端黒子型が多いのが特徴です。
悪性度が高いため、本疾患を疑った場合は適切な医療機関に紹介させていただきます。
乳房外(にゅうぼうがい)パジェット病

見ためは湿疹にとても似ていて、たいていの方は癌だと思って来院されないため、専門医による診断が重要です。
専門的治療を要するため、本疾患を疑った場合は適切な医療機関に紹介させていただきます。
菌状息肉症(きんじょうそくにくしょう)

紅斑期、扁平浸潤期、腫瘍期と10年以上の経過で進展する経過の長い病気です。初期病変は赤いカサカサであり、診断が難しい場合もあります。
湿疹、アトピー性皮膚炎、乾癬などとの鑑別が必要であり、専門医による診断が重要です。本疾患を疑った場合は適切な医療機関に紹介させていただきます。