当院のにきびの診察は、保険診療、または自費診療での対応が可能です。
症状

毛穴の上方(毛包漏斗部)がつまり、男性ホルモン(アンドロゲン)により皮脂の分泌が増えることで、皮脂が毛穴の中にたまり、にきびができます。P.acnesが炎症をおこし、赤くなったり、膿がたまったりします。
初期段階

第一段階

第二段階

第三段階

ニキビは下記のような流れで進行していく病気です。
① 過剰分泌された皮脂が毛穴を詰まらせる
② その毛穴がアクネ菌に感染する
③ 赤く炎症を起こしてしまう
放置していると、アクネ菌が皮膚の細胞自体を破壊し、クレーター状のニキビ跡や赤みが残ってしまいます。
そのため、下記のような治療を行います。
- ピーリング作用のある薬剤で毛穴をつまりにくくする治療
- アクネ菌を殺菌する治療
- 炎症を抑える治療
保険診療のニキビ治療を推奨する方
以下に当てはまる方は保険診療を推奨いたします。
- 軽症のニキビ
- 感染性(黄色)のニキビ
- 小範囲のニキビ
保険診療の主なニキビ治療方法
ニキビは健康保険が適応され、3割負担で治療可能です。
内服療法・外用療法
炎症と面皰(毛包内の皮脂貯留)が中心の時期には、アダパレン、過酸化ベンゾイル、抗菌薬配合過酸化ベンゾイル、抗菌薬などの外用を行い、炎症の程度によって抗菌薬の内服も併用します。
炎症が治まっても、治療の中断によりしばしば再発するため、面皰(毛包内の皮脂貯留)が中心の維持期にはアダパレン、過酸化ベンゾイルの外用をおこないます。
アダパレンや過酸化ベンゾイルは目に見えないほど小さな面皰にも効果があり、にきびの再発を予防するためにも、症状が落ち着いてからも、定期的に通院していただき、アダパレンや過酸化ベンゾイルなどによる治療を継続することが大切です。
ビタミン類・漢方の内服
ビタミン類・漢方を内服します。
面皰圧出
毛穴の中に貯まったアカや皮脂を押し出すことを目的とします。
自由診療のニキビ治療を推奨する方
以下に当てはまる方は自由診療(自費診療)を推奨いたします。
- 重症・難治性のニキビ
- 繰り返しできるニキビ
- 広範囲に多発するニキビ
- ニキビ跡
自由診療の主なニキビ治療方法
保険適応では対応できない症状に対しては自由診療(自費診療)を推奨しています。
デュアルピール
ロングパルスレーザーを肌に照射すると、下記の様な効果を発揮します。
- ①肌表面の古い角質の除去効果
- ②毛穴の詰まりの改善効果
- ③熱による皮脂線の過剰な分泌抑制効果
今できているニキビの鎮静化および、続けることで、ニキビができにくい肌に改善していく治療です。



治療内容 | デュアルピール |
---|---|
使用機器 諸外国における安全性について |
スペクトラ (国内未承認・米国FDA認可) |
同一の成分や性能を有する 他の国内承認医薬品等の有無 |
無し |
入手経路 | 国内正規代理点を経由して入手 |
治療内容 | 肌表面のピーリングおよび、メラニンに作用するレーザーを同時照射することで、くすみ、肌のハリ・ツヤ・小じわを改善する治療です。 |
リスク | 腫れ・赤み・痒み・ほてり |
平均的な回数・費用 | 6回程度 79,200円~107,800円 (部位・症状によって異なります。) |
関連ページ
ダーマペン4
孔を空けられた肌は、肌が本来持つ再生機能を促され、ニキビ跡の改善および毛穴の縮小効果を発揮します。
ニキビ跡の治療は保険診療の範囲では難しく、従来はCO2フラクショナルレーザーによる痛み・ダウンタイム大きい治療が主流でした。
ダーマペンは比較的痛み・ダウンタイムが少ない為、初めてニキビ跡治療される方に適した治療です。



治療区分 | 自由診療 |
---|---|
機器名 | ダーマペン4 |
施術名 | ダーマペン4 |
施術内容 | 肌に微細な針を刺し、ニキビ跡・毛穴・たるみを改善する治療です。 |
承認状況 | 国内未承認 |
同一の成分や性能を有する 他の国内承認医薬品等の有無 |
無し |
諸外国における安全性に 係る情報について |
米国FDA承認 |
入手経路 | 国内正規販売代理店を経由して入手 |
副作用・リスク | 出血・赤み・点状の出血・内出血・腫れ |
治療にかかる平均的な回数 | 4週間に1度 5回程度 |
治療にかかる平均的な費用 | 74,250円~110,000円(面積・回数によって変動) |
- 美容皮膚科の治療には、国内未承認医薬品または医療機器を⽤いた施術が含まれます。
- 治療に⽤いる医薬品および機器は当院の医師の判断の元、個⼈輸⼊⼿続きをおこなったものです。
- 個⼈輸⼊において注意すべき医薬品等についてはこちらをご参照ください。
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生活上の注意点
1日2回洗顔料を使って顔を洗いましょう。
バランスのよい食事を心がけましょう。
皮疹をできるだけ触らない様にしましょう。
ストレスをできるだけ減らし、十分な睡眠と規則正しい生活を送りましょう。