尋常性乾癬
じんじょうせいかんせん
保険診療症状
乾癬の原因はまだはっきりわかっていませんが、その人がもともともっている体質にストレスやかぜなどの感染症、皮膚への刺激やタバコなどの外的因子、またメタボリックシンドロームといった内的因子が加わって発病すると考えられています。皮膚が赤くもりあがったり、銀白色のがさがさができたりします。頭、肘、膝に多く症状がでますが、全身に症状がでたり、爪の異常が見られることがあります。また関節の腫れや変形、痛みがでることがあります。通常、皮膚の表皮の細胞は、約40日の周期で新しい細胞に生まれ変わります。乾癬はその周期が3~4日と極端に短くなり、積みあがった角質がフケの様にボロボロと剥がれてしまいます。
主な治療方法
- 外用療法
- 外用療法ステロイド、ビタミンD3軟膏、ステロイド・ビタミンD3軟膏の合剤
- 内服療法
- シクロスポリン、エトレチナート
- 生物学的製剤(注射)
- ※当院で行うことはできないため、適切な施設へ紹介させて頂きます。
- 紫外線療法
- アトピー性皮膚炎・尋常性乾癬・白斑(白なまず)・掌蹠膿疱症・円形脱毛症(保険適応外)などの皮膚疾患に有効とされています。 詳しくはこちら
生活上の注意点
こすったり、がさがさをめくったりするとひどくなることがあります。 入浴時は皮膚をごしごしこすらない様にしましょう。
よくあるご質問
- Q 人にうつる病気ですか?
- 名前の響きから人にうつる病気と誤解されることがありますが、他の人にうつることは決してありません。