帯状疱疹
たいじょうほうしん
保険診療症状
体の左右どちらか一方に帯状に、ぴりぴりとした刺す様な痛みと小さなみずぶくれや赤みがあらわれます。はじめて水痘・帯状疱疹ウイルスに感染するとみずぼうそうとして発症します。みずぼうそうが治ったあとも、ウイルスは体の神経節に潜んでいます。ストレスや疲れなどでウイルスに対する免疫力が低下すると、潜んでいたウイルスが再び活動をはじめ帯状疱疹として発症します。皮疹が治ってもピリピリした神経痛が続くことがあり、(帯状疱疹後神経痛)顔に帯状疱疹がでた場合は結膜炎や角膜炎など目の症状がでることがあります。また、耳に帯状疱疹がでた場合はまれに、耳鳴りや顔面神経麻痺などが生じることがあります。
主な治療方法
- 抗ウイルス薬の内服・点滴
- VitB12・鎮痛薬の内服
- 入院による点滴加療
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下記の患者さまは入院による点滴加療が必要ですので、適切な施設に紹介させて頂きます。
・免疫能の低下している方
・高熱、頭痛、吐き気などの症状がある方
・神経分布に一致した皮疹だけでなく、離れたところにも皮疹がひろがっている方
・耳鳴り、顔面神経麻痺などの症状を伴う方
など
※神経痛による後遺症がひどい場合はペインクリニックを紹介させて頂く場合があります。
生活上の注意点
できるだけ安静にして、痛いところは温かいタオルやカイロで温める様にしましょう。
よくあるご質問
- Q 人にうつりますか?
- 基本はひとにはうつりませんが、みずぼうそうにかかっていない方との接触は避けましょう。